イザナキとイザナミの国生み

shinwa01 かつて天地が開け始めたころ、神々が住む高天原(たかまがはら)に最後に現れた男の神様・イザナキと女の神様・イザナミは、まだ柔らかく、どろどろと、ゆらゆらと漂っていた地に、人が住めるような国を造るよう命じられました。

天の浮橋(あまのうきはし)から、二人が天の沼矛(あめのぬぼこ)を下ろしてかき混ぜると、矛の先からしたたり落ちた塩が積もり固まって「おのころ島」になり、さらに淡路、四国、九州など大八島(おおやしま)と六つの島々が生まれました。

国生みを終えたイザナキとイザナミは、山の神や海の神など三十五もの神を産み落としましたが、イザナミは火の神・カグツチを産んだ時の傷がもとで黄泉国(よもつくに)へ旅立ってしまいます。イザナミを取り戻しに行ったイザナキでしたが、妻の無惨な姿を見て地上に逃げ帰り、日向(ひむか)の阿波岐原(あわきはら)で汚れをはらう“みそぎ”を行いました。その時にたくさんの神様が生まれました。イザナキは最後に生まれたアマテラスに高天原、ツキヨミに夜、スサノオに海を守るよう命じました。